経理は毎月締めよう!月末チェックポイント
フリーランスの経理はためこまずに月末で締めましょう。日々の経理はとてもめんどうなものですが、経理処理を何ヶ月も繰り越して苦しむことになるのは自分自身です。経理は自分なりの型ができてしまえばそれほど難しいものではありません。月末にやるべきことは、自分の中でマニュアル化してしまいましょう。
経費関連の書類は一つにまとめておく習慣をつける
1ヶ月間で受け取った領収書やレシートが全部あるか確認しましょう。
帳簿上は経費として計上されていても、証拠となる領収書がなければ話になりません。財布やポケット、バッグの中に領収書が残っていないかよく確認し、帳簿上の数字と領収書が合うまで確認しましょう。経費のことであとから慌てないためには、領収書を入れておく場所を1つ決めておくといいでしょう。領収書を持って帰ってきたら保管場所に入れる前にすぐに帳簿につけるようにすれば確実です。減価償却費については、1年分で計算した金額を12で割って毎月計上するという形がおすすめです。
事実と帳簿が合っているか確認
月末になったら銀行の通帳を記帳しましょう。
残高と帳簿の月末残高が合っていればいいのですが、違うなら調整しなければなりません。クラウド版の会計ソフトを使っていれば自動的に連携してくれますが、月末は自分の目でしっかりと確かめましょう。インターネットバンクを利用しているならば、記帳の代わりに取引残高を印刷しておきます。事業用のクレジットカードを利用しているなら、クレジットカードの利用明細も紙の状態で保存します。請求書をもれなく発行できているか、入金は無事に済んでいるか、未回収の金額と売掛金の残高が合っているかなど、お金の出入りに関するチェックは月末にしっかりやっておくことで大きなミスを防げます。月末のチェックが完了したら、前年同月と比べてどうだったかを確認してみましょう。売上の推移や今後の予想を立てるのに役立ちます。
支払い忘れがないかチェック
自分がどこかに支払うお金が入金できているかも忘れずにチェックしましょう。
支払い遅れが発生すると、努力して積み上げてきた信用を落としてしまう結果になりかねません。
プライベートの費用が混ざっていないかチェック
フリーランスの経費で税務署が気にするポイントは、私費が混ざり込んでいないかというところです。家事按分をまとめてやろうとすると、利益の把握が難しくなるのであまりおすすめできません。フリーランスの経理は、仕事とプライベート両方のお金の流れを正しく区分けすることがなにより重要です。配偶者がいるならば、月末の経理処理がすべて済んだ後に現状を共有しておきましょう。
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